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フェイキックIOLとは?
フェイキックIOLというのは「有水晶体眼内レンズ」で、角膜の内側に入れるレンズです。角膜の外側に装着する通常のコンタクトレンズと異なり、一度入れてしまえばメンテナンスの必要がありません。メンテナンスなしで一生使えるコンタクトレンズといったところです。
レーシックのように角膜を削りませんので、レーシックが出来ないと診断された人でもフェイキックIOLを入れることが可能です。
レンズには前房型と後房型の2種類があります。その人の目の形などを細かく診断して、どちらのレンズを入れるか判断されます。
前房型レンズの特徴
前房型レンズは、角膜の内側にある虹彩という所に固定します。レンズの例としては、アルチフレックスという近視、乱視を矯正するものや、アルチザンという近視、遠視、乱視を矯正するものがあります。
アルチフレックスは柔らかい素材のレンズで、切開面が小さくて済むため術後の回復が早く、現在主流となっています。
アルチザンは広範囲の度数に対応できるため、アルチフレックスでは対応できない強度の矯正が必要な場合に使われています。レンズを入れるためには6mm程切開する必要があり、レンズを入れた後に数針縫うことになります。術後2週間程で抜糸をします。
手術時間は、アルチフレックスでは片眼15分程、アルチザンでは片眼25分程と、短時間で終わります。
レーシックが出来ないと診断された人でも視力の矯正が可能です。角膜を削りませんので、レーシックよりもクリアに見えます。手術後にレンズが合わないと感じた場合には、別の種類のレンズに入れ替えることが可能です。又、レンズを外せば手術前の状態に戻ります。
目に強い衝撃が加わるとレンズが外れることがありますので、注意が必要です。白内障の手術を受ける場合は、レンズを取り外さなくてはいけません。
後房型レンズの特徴
後房型レンズは、虹彩と水晶体の間に入れるレンズです。レンズの例としては、アメリカ製のICLという近視、遠視、乱視を矯正できるものがあります。
ICLは柔らかい素材のレンズで、切開面が小さくて済むため両眼を同日に手術することができます。レンズ中心に極小の穴の開いたホールICLと呼ばれるレンズもあり、遠視用以外であれば手術前に虹彩を切開する必要もありません。
手術時間は片眼15分程と、短時間で終わります。
レーシックが出来ないと診断された人でも視力の矯正が可能です。角膜を削りませんので、レーシックよりもクリアに見えます。
滅多にないことですが、ICLを入れたことで白内障になることがあります。その場合には、レンズを取り外して前房型レンズに入れ替えることがあります。
術後に目の状態を診断して、場合によってはレンズを別のサイズのものに交換することがあります。白内障の手術を受ける場合は、レンズを取り外さなくてはいけません。
ICLの乱視用以外のレンズは2010年に、乱視用レンズは2011年に厚生労働省から認可を受けています。
フェイキックIOL・ICLまとめ
視力を矯正するためにコンタクトレンズを使ったり眼鏡をかけたり。いずれにしても煩わしさは付いて回ります。フェイキックIOLなら、そんな煩わしさからは解放されて快適に毎日を送ることができます。
手術をする場合は、アフターケアもしっかりとしている信頼できる眼科医で施術をしてもらいましょう。